文字や写真に強弱をつけることで、伝えたいアイテムや情報を明確にすることができます。簡単にいうと一瞬で伝えたいことやものがわかるか、これです。
紙媒体の新聞が全盛だった頃、折込みチラシの代名詞といえばスーパーのチラシでした。大量のチラシを1種類1秒以下で、読者特にママさん連中はその日そのチラシが必要かそうでないかを見分けたそうです。チラシに強弱がなければ、選んでもらう可能性は低いといえます。
つまり「説明しなくても伝えるため」には、ちょっとびっくりするくらいの大胆さが必要なのです。
上のマスキングテープの例で説明すると、右側の一番上のマスキングテープの写真は、下の3つ並んでいる写真に比べてどれくらい大きいでしょうか。大きいことは、説明しなくてもわかると思います。これくらいの大胆さがあると伝わりやすいといえます。
デザインでは、相手に何を伝えるかが重要です。伝えるためにデザインする訳ですから、相手に伝わらないと何のためにデザインしているかわかりません。
そして強弱をつけるためには、情報量を適切な量に抑えていないと強弱をつけることはできません。情報の詰め込み過ぎは、強弱の大敵なのです。
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そもそも(企画)の目的と連動していることが大切。一番伝えたいことは何か。考えてからレイアウトしましょう。